心臓の筋肉に血液を供給しているのが、心臓の周囲を冠状に取り巻いている左右2本の冠状動脈です。
この冠状動脈に動脈硬化が生じ、血液の流れが悪くなったり、
止まったりして生じる心臓病を「虚血性心疾患」といいます。
血液が循環しなくなり、内臓や体の末端に酸素と栄養素を運ぶことができなくなり、死に至ることもある、重大な病気です。
虚血性心疾患には、狭心症と心筋梗塞の2つがあります。
狭心症は、冠状動脈の血液の流れが一時的に悪くなり、心筋への酸素供給が不足する病気です。
短くて1〜2分、長くても15分以内でおさまるのが特徴です。
一方、心筋梗塞は、冠状動脈の動脈硬化がすすみ、
血管が狭くなっているか、血液の塊が詰まって血液がほとんど流れなくなったために、
心筋への酸素の供給ができなくなり、細胞が死んでしまう状況を起します。
環状動脈のある心臓部分は、脳や腎臓などと同じように血管が集中しており、動脈硬化が起こりやすい部分です。
心臓はだれもが知っているように、私たちが生きる上で最も重要な臓器です。
この部分が止まってしまうことを、いわゆる死というのです。
心臓のすぐ近くの太い血管が機能しなくなることを想像すると、その後どうなるかはみなさんもすぐにわかることでしょう。
日ごろから食生活には気をつけ、良い血管を保つ習慣が重要です。